MongoDBのリリース履歴を調べてみた

MongoDBを触っているとバージョン毎の機能差異が気になったので調べてみました。
ちなみにMongoDBは1.0、1.2、1.4・・・のように偶数のリビジョンが安定版で
1.7のような奇数は開発版となります
 
2009年8月 1.0GA版リリース
そんな昔じゃないですね。
この時点ではsingle、master/slave、レプリカ構成で運用できますとなってます。
http://blog.mongodb.org/post/173107215/1-0-ga-released
 
2009年9月 ラージファイル/オブジェクトのサポート
データベースに100Mのデータを格納しても大丈夫!(ホントカ?)
GridFSがこの頃にできたようです。
http://blog.mongodb.org/post/183689081/storing-large-objects-and-files-in-mongodb
 
2009年10月 10以上のインデックスをサポート
コレクションあたり10インデックスの制限が40になったそうです
http://blog.mongodb.org/post/220025670/more-than-10-indexes-now-supported
 
2009年12月 部分的なオブジェクトの更新をサポート
この時まで出来なかったのがちょっと意外感もありますが
{ _id : 1, x:3, y:3 }みたいなデータでUPDATE HOGE set y = 2のように
特定の項目だけデータをやり取りして更新ができるようになりました
http://blog.mongodb.org/post/307919034/partial-object-updates-will-be-an-important-nosql
 
2010年3月 ジオグラフィックインデックスのサポート
※ただし2次元に限る
http://blog.mongodb.org/post/424944471/2d-geospatial-indexing
 
2010年3月 1.4 リリース
インデックスなどの機能改善と、レプリカ周りに多く機能追加されてます
機能として大きそうなのは↓っぽい

  • alpha版のシャーディング機能
  • Geoインデックスの安定版へ取込
  • バックグラウンドでのインデックスの作成

http://www.mongodb.org/display/DOCS/1.4+Release+Notes
 
2010年8月 1.6 リリース
スケールアウトに焦点を当てたリリースのようです。
製品版シャーディングをサポートしてシャーディング+レプリカでスケーラブルだぜ言ってます。
レプリカの自動フェールオーバ機能もサポートした模様
http://blog.mongodb.org/post/908172564/mongodb-1-6-released
 
2010年12月 1.7.4 にレプリカ周りの機能追加
レプリカ周りに5つの機能を追加したそうです

  1. セカンダリからの同期による初期化
  2. マスターからスレーブへのデータ同期の遅延
  3. 隠しサーバ
  4. 構成ノードの凍結
  5. 高速同期

http://blog.mongodb.org/post/2388886125/five-new-replica-set-features-in-1-7-x
 
 
1.7.0で新しい球体のモデル($nearSphere や、 $centerSphere)のサポートと
1.2のリリース時期(2009年後半のどこかでリリースされたっぽい)は詳細不明です。
1.2の修正内容は「Map/Reduce」の追加と機能改善
http://www.mongodb.org/display/DOCS/1.2.x+Release+Notes